千代田区の歴史

千代田区の歴史

千代田区は70年の歴史をもった麹町区と神田区が昭和22年に合併して、江戸城の別名『千代田城』にちなんで、本区がこの城を中心に発展していったため名付けられました。その後、江戸幕府の時代には、徳川幕府の本拠地として政治の中心であった歴史が引き継がれています。千代田区の大手町、丸の内、永田町、有楽町には、江戸期に大名屋敷が多くありました。明治時代になると官公庁、軍用地になり、明治中期に民間の業務地と変わっていきます。第二次世界大戦で30万人いた人口が3万人まで減ったのは衝撃的です。

皇居 写真

現在の千代田区羽、港区、中央区と共に、『都心3区』と呼ばれ、東京23区のほぼ中心に位置します。千代田区には永田町や霞が関を中心に多くの首都機能が集積しています。日本の政治、行政、司法や、丸の内や大手町に大手の企業のオフィスが複数あり、経済の重要な地域になります。政治関係の施設が多いため、政府関係者と人脈を作りやすい場所として民間企業の事務所が増えていった背景があります。千代田区は子育てにも評判のいいエリアで番町小学校などの公立の小学校に入学するために学区域内に引っ越しする人もいます。地価が高いエリアに住んでいる方の教育が熱心であることも伺えます。日本では初めて路上喫煙が禁止された区としても話題になりました。皇居周辺や、千鳥ヶ淵のエリアには都心部の一等地でありながら自然豊かな場所がたくさんあります。交通機関も地下鉄が発達している地域でもあります。ほぼ全ての場所から駅まで徒歩圏内で行けます。
千代田区の地価は、平成20年のリーマンショック以降は下降傾向にありましたが、ここ数年のアベノミクスで盛り返してきました。現在の千代田区内でも、麹町地域は高度な中枢管理業務機能の集積した地域として、富士見地域は、落ち着いた雰囲気の住宅地として、神保町地域は古書店等を中心とし教育施設が多いなど、それぞれ違う特色があります。平成7年以降、人口が3.5万人から6万人まで増えており、15歳未満の子供の数も増えている事が住みやすさを表しています。大きなオフィスや官公庁が多く、昼間の人口が港区に次いで2番目に多い区になります。

千代田区 

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