アルテシモポルトは、2016年築のデザイナー分譲マンション。交通は、東京メトロ有楽町線 『新富町駅』 徒歩3分,東京メトロ日比谷線 『八丁堀駅』 徒歩3分近隣にはコンビニや飲食店があり生活便の閑静なエリア。その意味で注目されるのは，地所部の行なった上木工聯である。その内容はもとより様でない鶴大部分が地盛り，排水および道路整面によって占められている。それらによって所有地の価値を増そうとしているのであるが，それは販売価格を高めるためではなかった。－，二の例をあげると，小石川区表町の約１万8000坪の所有地を開発するため，明治30年･（1897）9月にまず道路を整備したのち，翌年４月に６戸，11月に４戸の貸家を建築している。当時，小石川界隈はまだ市巾庄宅地の圈外であったのであろう。貸家の新築を中請した議案は「右ノ貸家八令ク借」也人ヲこれらの事例からみて，所有の土地・建物を「管理」しその「存営設及び収益」を図る（「職務章程」）と定められた地所部の事業の1部として，都心の近接地に中流市民のための整備された住宅街を１万坪以上の規模で造成し，それを分譲するのではなく，土地または家屋として貸し付け，その賃貸料収入によって一定の収入ををあげるという形の不動産経営が考慮されていたと解することができる。この明治30年前後の東京においては，自ら土地・家屋を所右するのは，ごく一部の上流社会に限られていたのである。その際，関東大震災に先立つことこの時期に，耐霖家屋のモデル建築を行ない，また電動の製材・人工腹具の導入によって低廉化を図っている先見性は十分に評価されてしかるべきものである。このほか，短命に終わった三井地所部の事業のひとつとして記録すべきものに，荏原部平塚村戸越（現在の品川区豊町）にあった３万坪近い銀行の担保流れの土趨の他物園化計画がある。近隣施設：中央区役所