KNリバーシティー 


勝どきに建つ賃貸マンション、KNリバーシティー。都営大江戸線 『勝どき駅』徒歩2分、東京メトロ有楽町線『月島駅』徒歩13分、都営大江戸線『月島駅』徒歩13分。税制上の不利さが問題視される。新築物件の購入では、登録免許税、不動産取得税、固定資産税などについて優遇措置が認められているが、中古物件についてはこの優遇措置の対象からはずされており、中古需要の購入意欲を減退させる傾向が強かった。ただ、このあと次第に、税制上の不利さは取りはずされ、新築購入と同じような優遇措置が受けられるようになる。もう一つ、金融上の問題点-従来、中古マンションの購入は住宅ローンの対象になりがたく、購入には現金を用いるしかなかった時代がつづいてきたが、昭和50年ごろになると、第一次オイルショツク前後の金融引き締めがやや緩和傾向に向かい、同時に住宅ローンが中古マンションに利用できる状況が生まれてきた。この時期、中古マンションの流通にとって見逃せない融資制度に、住宅金融公庫による既存住宅購入資金がある。これは、昭和51年度に創設された制度で、従来、新築しか対象としなかった公庫融資制度のなかに、中古住宅を対象とする制度が取り入れられたことは大きな意義がある。同時にまた、ようやく活発化してきた中古流通を公的に認知した点についても大きな意義があるといえよう。この51年度にスタートした既存住宅購入資金の制度は、既存住宅のなかでも、一定条件をそなえた中古マンションを対象とするもので、融資限度額は、売買価格の50%、新築マンション購入資金の70%のうち低いほう、返済期間は20年以内、金利は年7.5%、となっているが、その後、制度の内容は次第に拡充され、対象も戸建て住宅にまで広げられるようになった。ちなみに既存住宅ということばは中古住宅を意味し、制度的には、この公庫融資制度によってはじめて用いられるようになったことばを翻訳したもであるとされる。

いずれにせよ昭和50年代の初頭、第一次オイルショックの影響の尾を引きずりながらも、マンションの供給や需要の動向は次第に回復に向かっていく。あたかも、50年度は第2期住宅建設五ヵ年計画(46~50年度)の最終年度、そして51年度は第三期計画(51~55年度)のスタートの年になる。第二期計画では一人一室を目ざしたが、戸数計画では957万6000戸の点では、達成率96.1%と目標に及ばなかった。新しくはじまる第三期計画の方針は、住宅の質の向上、住宅戸数の充足、のときを迎え、住宅の質の向上を求める傾向が、とくにマンションの需給のなかに明確に生じてきた。その意昧で、50年代初頭の50、51年は、まさに今後のマンションのあり方を問われる年であったといっても過言ではあるまい。近隣施設:東武ストア

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