グランシティ勝どきアーバンオアシス


グランシティ勝どきアーバンオアシスは、都営大江戸線 『勝どき駅』徒歩2分、東京メトロ有楽町線『月島駅』徒歩15分、都営大江戸線『月島駅』徒歩15分の分譲マンション。このころの開発方式によるもののうち主要なものをあげると、中川(東京都足立区・三菱商事)、鎌倉ロジュマン(鎌倉市・松下興産)、千葉ガーデンタウン(干葉市三井不動産、三菱地所、住友不動産)などがある。たとえばこれらのうち中川では、敷地面積約2万平方メートルにたいして建築面積約3900平方メートルで、オープンスペースの割合は80%という敷地計画だし、鎌倉ロジュマンもまた、オープンスペースの割合が71%というものであった。ところでこのころ、都心部(東京二三区)のマンションがきわめて多かったことはすでに述べたところであるが、首都圏のマンションにたいする割合も大きく、52年で51.5%、53年で57.8%、54年で58%と、いずれの年も首都圈全体のマンションの半数をこえるほどに大量のマンションが束京23区内で供給された。そしてその主流はやはり、ファミリータイプのものであるが、そのほかにビジネスマンションや、億ションが増加しているのも、この時期の特色であり、形態的にも需要層別にも、マンションの多様化がきわめて強く表れている。また億ションも50年ごろから出現してきているが、52年あたりからその数を増す。しかし、状況としてはマンションのブームを背景としてはいるものの、その売れ行きは必ずしもはかばかしいものではなかった。なかには1~2年以上もかけて完売するものもあったことを、当時の住宅情報誌の情報・広告欄が物語っている。設備もまた、多様化と充実の傾向が強くなるが、このころから増加しはじめているのがエントランス部分のオートロック方式、さらには熱源のオール電化。オートロック方式とは、住棟内への自由な出入りを防ぐため、マンションのエントランス部分にロックを設け、自宅呼び出しなどによって自動的に開閉する方式のものである。従来のマンションの共用部分(廊下や階段など)には住棟から自由に出入りできるため、マンション内のプライバシーが侵されるなどのおそれがあった。こうした点を防止するために、第一次オイルショツク以前からフアミリータイプのマンションでも、この方式が採用されるマンションがわずかにあったが、増加してきたのはやはり52~54年ごろからのことである。といっても、ほとんどがデラックスーマンションヘの採用であった。たとえばこの時期に分譲されたパレロワイヤル南青山、分譲価格4300万~8700万円という高級マンションであるが、ここでは後に述べるオール電化とともに、オートロックシステムを採用している。熱源のオール電化とは、マンションで用いる熱源がすべて電気によるもので、ガスなどは用いない。ガスを室内で用いることは、中毒や爆発などの原因となるというところから、電気だけを熱源に用いるのが望ましいいとされてきた。

52~54年ごろとなるとその数もふえるが、やはり高級マンションに限られた設備であることは、311システムと同様であった。たとえばオール電化マンションとして分譲されたものに、前記のパレロワイヤル南青山がある。そのほか目新しい設備として、このころ現れたものにソーラーシステムのマンション採用がある。とくに54年初頭に第二次オイルショツクが起こり、国をあげてエネルギーの傾向を強めたが、ソーラーシステムの開発も、この傾向に対応するものであった。その結果、戸建て住宅にあっては、ソーラーシステムによる太陽温水器などが普及し、マンションにもこのシステムを導入しようとする試みが行われたわけである。そして54、55年ごろ、いくつかのマンションでソーラーシステムが具体化はしたものの、集合住宅という形態でのシステム導入のむずかしさに加え、その後の石油事情の変化のために、ソーラーマンションの増加とまで至らぬ前に、いわば失速してしまった感がある。近隣施設:勝どき区民館

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